自転車事故のケガは早期治療が大切。慰謝料はどうなる?自転車保険って?警察呼ばなかったら?
2022年08月26日
こんにちは!
埼玉県本庄市・児玉郡上里町にある、てしがわら接骨院・整体院 院長の勅使河原です。
今回は「自転車での交通事故」について当院の考え方をお話させていただきます。
本庄市や児玉郡(上里町・神川町・美里町)は埼玉県内でも交通事故発生率が高く、当院にも自転車事故でお怪我をされたが治療にいらっしゃいます。
是非、参考にしていただけたらと思います。
自転車事故によるケガの早期治療の必要性
2020年の自転車乗用中の交通事故件数は67,673件となっています(交通事故全体の約2割)。
また自転車乗用中の死傷者のうち、20歳未満が27.1%、高齢者が20.8%となっています。
自転車事故においては早期の治療は不可欠になります。
例えば自転車同士の出会い頭の事故では、衝突時の衝撃はかなりのものになります。
また、その状態から転倒した場合、地面に激しく叩きつけられてしまう可能性もあります。
このような状況では身体にかかる負担は大きく、ケガは避けられないと思われます。
万が一、大したケガがないと思っても、整骨院での治療をおすすめします。
理由は、後から症状が出てきたり、症状が悪化してしまうことも考えられるからです。
さらに、早期治療を開始しなかった場合、症状の回復が見込めるはずだったケースでも、症状が残ってしまうことも十分考えられます。
自転車事故に遭われてしまった場合は、本庄市・児玉郡上里町のてしがわら接骨院・整体院へご相談ください。
慰謝料はどうなる?
交通事故(自転車事故)でケガをしてしまった場合の補償に、慰謝料があります。
これは交通事故による被害を受けた「精神的な苦痛に対する補償」となるものです。
ケガをしてしまった場合、整骨院への通院が必要になりますが、これに関係してくるのが「入通院慰謝料(傷害慰謝料)」になります。
整骨院への通院状況によって支払額が変わってきます。
慰謝料の計算は
①4,300円 × 総治療日数
②4,300円 × 実通院日数 × 2
という2つの計算式をもとに算出し、金額の低い方が慰謝料として支払われることになります。
この計算は、「自賠責基準」というものがベースになっていますが、「任意保険基準」や「弁護士(裁判)基準」というものもあり、慰謝料の金額が変わってきます。
また、慰謝料の種類はこれ以外にも「後遺障害慰謝料」や「死亡慰謝料」などもあります。
本庄市・児玉郡上里町のてしがわら接骨院・整体院では、慰謝料に詳しい専門家のご紹介もさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。
自転車保険とは?
免許も不要で、誰でも気軽に乗ることができるのが自転車です。
そのせいか、車の交通事故に比べて自転車事故は軽く見られがちのような気がします。
しかし、自転車事故でも重篤な障害が残るようなケガを負わせてしまったり、死亡してしまうケースもあります。
それによって高額な賠償責任が発生することもあるのです。
その為、自転車も車と同様に、交通事故によるケガやその他の補償が必要になります。
そのような背景があり、2015年10月から兵庫県で自転車保険の義務化が始まりました。
現在、本庄市・児玉郡(上里町・神川町・美里町)では自転車保険の加入が義務化されています(埼玉県が義務化)。
自転車保険とは、傷害保険と個人賠償責任保険がセットになった保険です。
1つは、自転車運転中によるご自身のケガで入院・通院した場合の補償で、これが傷害保険になります。
例えば、自転車運転中の交通事故で、ご自身が被害者となってしまった場合などです。
もう1つは、相手にケガを負わせてしまった場合の損害賠償に備えるもので、これが個人賠償責任保険になります。
例えば、自転車運転中で、出会い頭での衝突により、相手の方にケガをさせてしまった場合や、モノを破損してしまった場合などです。
ご自身がいつ交通事故に遭うかわかりませんので、しっかり備えておく必要があると思います。
もし自転車事故で警察を呼ばなかったら?
自転車事故で警察を呼ばなかった場合、どうなるのでしょうか?
実は、交通事故が起きた際には警察に報告する義務があります。
自転車事故で警察を呼ばなかった場合は道路交通法上の報告義務違反に該当します。
たとえ、自転車同士の出会い頭の事故などで大したケガがなくても、報告義務違反に該当すれば刑罰が科せられる可能性があるのです。
また交通事故の直後、警察を呼ばずにその場で示談することは可能です。
しかし、当事者同士で示談を進めるとトラブルになりがちです。
本来、整骨院などで治療が必要な状態だったとしても、示談してしまえば保険での治療が受けられなくなってしまう可能性もあります。
事故状況によっては、過失割合も大きく関係してきます。
その為、当事者同士で口約束による示談は安易に行わないようにしてください。
自転車事故(その他の交通事故も同様)が起きてしまった場合は、必ず警察を呼ぶようにしてください。