バイクでの交通事故は怖い?ケガの早期治療が大切な理由は?慰謝料については過失割合がポイントに?
2022年07月1日
こんにちは!
埼玉県本庄市・児玉郡上里町にある、てしがわら接骨院・整体院 院長の勅使河原です。
今回は「バイクでの交通事故」について当院の考え方をお話させていただきます。
本庄市や児玉郡は埼玉県内でも交通事故発生率が高く、当院にもバイク事故(バイク同士やバイク対車など)でむちうちなどのお怪我をされたが治療にいらっしゃいます。
是非、参考にしていただけたらと思います。
バイクでの交通事故は怖い?
通勤、通学、趣味などでバイクに乗られる方も多いと思います。
私の高校時代の同級生でも原付で通学していた生徒もいましたし、友人は中型二輪車で通勤をしていました。叔父は趣味で大型二輪車によく乗っていました。
当院にもバイクで通院される方もおり、非常に身近な存在と言えます。
しかし、危険が多いことも事実です。
もちろん原付や二輪車に限ったことではありませんが、車体にまたがっている状態ですので、車と比較すると身体を守るものが圧倒的に少ないと言えます。
つまり、追突や転倒でも大ケガにつながりやすいということです。
私の妻の着物の先生は、昔、バイク事故で息子さんを亡くされたそうです。
生きていれば、私と同じくらいの年齢だそうです。
とても辛かったことと思います。
交通ルールを守り、安全運転を心がけることにより、交通事故のリスクは減少すると思いますので、一人一人が再認識していただけたらと思います。
ケガの早期治療が大切な理由
交通事故におけるケガの早期治療が大切な理由は、いくつかありますが、今回は私の経験をお話させていただきます。
私は今までに交通事故に3回遭っています。
バイク対車ではなく、車同士の事故です。
1回目は、駐車場から出ようと停車していたところに、後方から追突されました。
2回目は、信号待ちで停車中に後方から追突されました。
3回目は、走行中に一時停止を無視した車に側方から追突されました。
すべての事故でむち打ちの症状が出ていました。本当であればしっかり治療をするべきだったのですが、仕事が忙しく、十分な治療を受けられませんでした。
その後、雨の日は首の痛みと頭痛がでやすくなり、上を向いたり左右を向く可動域がかなり制限されてしまっています。
これは交通事故によるむち打ちの影響によるものです。
しっかりとした治療を行わなかったことが原因と考えられます。
その為、万が一交通事故に遭われてしまった場合は、病院や整形外科を早期に受診し、その後速やかに整骨院での治療を開始していただければと思います。
交通事故に遭われてしまった場合、早期治療が大切です。
過失割合
過失割合という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは「交通事故の損害を当事者同士で分担するための割合」のことです。
相手がいる事故は、どちらか一方にのみ過失がある場合と両者に過失がある場合があります。
一般的に、過失の多い方が加害者、過失の少ない方が被害者と呼ばれます。
バイク事故の過失割合に関しては、交通事故の追突状況や道路の状況、さらにバイク同士の追突かバイク対車の追突かによっても変わってきますのでご注意ください。
その割合は、「9対1」や「8対2」のように表現されます。
例えば、交通事故の被害者で100%加害者側に過失がある場合は問題ないのですが、被害者側にも少なからず過失があるとなった場合は、その過失分の責任をとらなければなりません。
これを「過失相殺」と呼びます。
過失相殺と慰謝料
自賠責保険は被害者救済が目的ですので、治療費、交通費、休業損害に加え慰謝料の補償があります。
自賠責基準では下記の式で金額の少ない方が慰謝料として支払われます。
・4300円 × 総治療日数
・4300円 × 実通院日数 × 2
ここで気を付けていただきたいのが過失相殺です。
過失割合で、過失が7割未満でしたら過失相殺の影響は受けません。
しかし過失が7割を超えてきた場合は、2割の減額が発生してしまいます。
むちうちなどのケガの場合、治療費、交通費、休業損害、慰謝料の補償額の上限は120万円とされています。
この120万円の上限が2割減額されてしまい、96万円が上限となってしまいます。
これにより、治療の期間や受け取れる慰謝料にも影響が出てくる場合がありますので、交通事故に詳しい整骨院でしっかり相談することをお勧めします。
本庄市・児玉郡上里町のてしがわら接骨院・整体院では、交通事故やむちうちに詳しいスタッフが対応させていただき、必要な場合は法律の専門家のご紹介も行っています。
バイクでの交通事故でお困りの際は、お気軽にご相談ください。