巻き肩とは?ストレッチポールで矯正?筋トレで姿勢は改善できる?原因や治し方について
2022年01月23日
こんにちは!
埼玉県本庄市・児玉郡上里町にある、てしがわら接骨院・整体院 院長の勅使河原です。
今回は「巻き肩」について当院の考え方をお話させていただきます。
当院でも巻き肩でお悩みの方が来院されていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
巻き肩の原因は?円背やいかり肩は併発しやすい?
巻き肩とは、正常の位置よりも肩が前方に出てしまい、肩が内側に巻くような状態の姿勢のことを言います。
最近では、この巻き肩を気にされて矯正を受けに来られる患者様も増えています。
最大の原因は、ズバリ生活習慣です。
特に肩が前に入ってしまいやすい
・デスクワーク
・スマホ
・育児(授乳や抱っこ)
・長時間の運転
などは代表的な巻き肩姿勢と言えます。
現在は、スマホが原因となっているケースが急増しており、「スマホ巻き肩」などという表現もあるくらいです。
スマホを見ているときは、巻き肩だけでなく、背中が丸まりやすく、「円背(えんぱい)」が併発しやすくなります。
一般的には、円背=猫背という認識が多いかと思われます(実は猫背は4種類あります)。
また、上半身が前傾している姿勢(前のめり姿勢)を続けていると「いかり肩」になることもあります。
これは両肩甲骨挙上位と呼ばれる姿勢で、首がすくんで肩が持ち上がる状態です。
首から肩にかけての筋肉(特に僧帽筋上部繊維や肩甲挙筋など)の緊張がみられます。
余談ですが、背骨全体がまっすぐになってしまう平背(へいはい)という姿勢があります。
フラットバックと呼びますが、これも悪い座り姿勢によって起こる場合がありますので、日頃から姿勢は意識していきたいところです。
チェック方法と改善方法
皆さんは、ご自身が巻き肩かどうかわかりますか?
実は簡単なセルフチェック方法がありますので、ご紹介させていただきます。
【巻き肩セルフチェック】
①腕を上げた時に、耳の後ろまで行かない
②仰向けに寝た時に、肩が少し浮く
③横向きで立っているとき、耳よりも肩が前に出ている
これらに該当する場合は、巻き肩の可能性が高くなります。
次に簡単なストレッチ方法をご紹介させていただきます。
ポイントになる筋肉は複数あるのですが、今回は「大胸筋」のストレッチをお伝えします。
【大胸筋ストレッチ①】
まずは壁から少し離れて横向きに立ちます。スタンスは腰幅くらい。
壁側の手のひらを頭の上で後ろの壁につき、肘を伸ばし、反対の腕は体側で下げます。
腰から上体を壁と反対側へひねり、胸の筋肉をストレッチします。
約30秒ほど深呼吸しながらストレッチを行い、終わったら左右を変えて行いましょう。
【大胸筋ストレッチ②】
両足を腰幅に開いてまっすぐ立ちます。両腕をまっすぐ後ろに伸ばして両手を組みましょう。
組んだ両手を持ち上げながら、やや斜め上を見るように顎を軽く反らせて胸を約30秒ほど深呼吸しながらストレッチしましょう。両腕を単に後ろで組むだけでは肩までしか伸ばせないので注意しましょう。
しかし、これは簡易的なセルフチェックやセルフケアの方法となりますので、接骨院や整体などで専門家にチェックしてもらい、適切な治し方で改善していくことがベストだと思います。
その他、ストレッチポールを使用したストレッチやインナー、サポーター、女性の場合はブラなどのグッズもあります。
人によっては筋トレも有効な手段になると思います。
大事なのは、その方に合った方法を行うことですので、ぜひ当院にご相談ください。
巻き肩の治し方
巻き肩を改善するためには、日頃のストレッチや筋トレなどのセルフケアが重要ですが、専門的な矯正や整体を受けることも必要になります。
巻き肩になる場合、筋肉の緊張やアンバランスによる影響が強いと考えられます。
肩を内側に巻くような筋肉が短縮することにより引き起こされると考えられますので、該当筋をしっかり調整する必要があります。
ポイントは2つ。
①正しい姿勢に導けるように身体の歪みをしっかり矯正していくこと
②巻き肩の原因筋をしっかり整える
そしてこれらを定着させていくことが重要になります。
歪みや姿勢を定着させるためには、一定の期間が必要になります。
人の習慣に関する研究によると、身体に関することは習慣化するまでに3カ月かかると言われています。
巻き肩は姿勢や筋肉が悪い状態で習慣化している状態ですので、これを改善する際には矯正治療とセルフケアを約3カ月ほど行い、正しい姿勢に改善していくことがポイントになります。
もし、ご自身が巻き肩の自覚があったりチェック項目にあてはまる、もしくは周りから指摘されたことのある方は、ぜひ一度てしがわら接骨院・整体院へご相談ください。
お一人お一人に合った改善方法をご提案させていただきます。